3種類の生物による生態系が変化していく様子をシミュレーションするソフトウェア
シムフィールドは、植物・草食動物・肉食動物の3種類の生物によって構成される生態系の変化の様子をシミュレーションするソフトウェアです。繁殖や成長、捕食などを通じて生物の個体数が増減していく様子を、表示されたマップ画像内で観察することができます。与えられた生態系内の生物が絶滅しないよう、繁殖や成長、捕食などの条件を上手く設定するのがこのソフトウェアの面白さです。食物連鎖の仕組みをゲーム感覚で学びたいという人にお勧めです。
シムフィールドを起動すると、左側に生態系を示した格子状のマップが、右側には生物の条件を設定する画面がそれぞれ表示されます。設定画面で成長・繁殖・捕食確立などの条件を入力し画面左下の「シミュレーション」ボタンをクリックすると、生態系の活動がスタートします。マップには植物(草)・草食動物(シマウマ)・肉食動物(ライオン)・荒れ地の4種類の画像が表示されます。シムフィールド内の日数が進むにつれ、繁殖や成長、捕食などによって生物の個体数が増減します。マップの画像も変化すると共にマップの下に表示された生物の個体数も変化します。草食動物・肉食動物のどちらかの個体数が0になると、シミュレーションは終了します。
始めのうちはなかなか条件が合わずにすぐに生態系が崩れて動物が絶滅し、シミュレーションが終了してしまうでしょう。繁殖させ過ぎても捕食させ過ぎても生態系が崩れ、生物たちは簡単に絶滅してしまいます。草食動物と肉食動物の個体数をバランスよく設定し、繁殖や成長、捕食などの設定を少しずつ変えながらシミュレーションを繰り返すのがポイントです。上手く条件が合って生態系が延々と続くようになった時の達成感はひとしおです。マップ上の画像が次々に変わっていく様子もなかなか見応えがあります。思わず、学校で習った食物連鎖の図を思い出すのではないでしょうか。
シムフィールドでは草・シマウマ・ライオンの3種類の生物だけで生態系が作られています。そのため好みの動物や植物を追加することは出来ません。3種類だけでも思うように生態系が続かないのですから、あまり欲張らないほうが良いのかもしれません。
シムフィールドは、植物・草食動物・肉食動物による生態系をシミュレーションするソフトウェアです。食べたり食べられたりしながら続いていく生態系を眺めながら、大自然の厳しい「掟」に思いを馳せてみては如何でしょうか。
ユーザーレビュー
あなたはシムフィールドを試したことがありますか?あなたの意見を残して最初に!